ペース感覚

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ランニングにおいて知らず知らずにペースが速くなって、
後半つらくなるということは多々あります。

こういう場合はペース感覚というものが身に付いていれば、
平均ペースで走り続けることが出来ます。
またペース感覚が身に付けば、ランニングも一段と楽しくなる
ことでしょう。

ただペース感覚を身に付けるというのは中々難しいものです。
とにかくひたすらペースを身体に覚えさせるしかありません。

ここではペース感覚を身に付ける方法をまとめてみました。

計測のやり方

距離が把握出来るコースで時計を見ながら走ります。
今は大きな運動公園などには距離表示のついている
ジョギングコースがありますので、そのような場所を利用
します。

まず１キロ何分で走るのか目標とするペースを決め、それを
もう少し細かい距離に細分化したタイムを算出しておきます。

そして実際走りだし自分が１キロ何分で走っているのか時計を
見て確認します。
目標とするペースに合わせるためスピードを速くしたり遅くしたり
調整します。
その時のペース感覚を身体に染み込ませます。

最初のうちは200メートルなど表示ごとに、こまめに時計をチェック
してスピードの感覚を覚えこませます。

慣れてきたら1キロごとのタイムを確認し、１キロごとのペース感覚
を養うことを目標にします。

身体で覚える

時計を見ながら自分の呼吸にどれくらい余裕があるのか？
そのスピードの強度を身体に覚えさせるようにします。

呼吸が苦しいようでしたらペースが速すぎるので、もう少しゆっくりの
ペースに設定し直し、じっくりとペース感覚を磨くようにします。

ゆっくり目のペースである程度感覚を覚えたら、それより少し速い
ペース、遅いペースというようにトライしていき最初のペースとの
違いを比べていきます。

またピッチやストライドはどのくらいか？脚の余裕は？など走る
リズムを身体で感じるようにします。

とにかく身体がそのペースを覚えるまで一定のペースで走り続ける
ことです。

但し、走る時の体調や気温・風の強さなどの気象条件で体感は
変化しますので注意が必要です。

視覚で覚える

走っている時に流れる景色の速さを覚えペース感覚を磨く
方法もあります。
ある一定のスピードで走り続けた時の視界を覚えさせます。

注意が必要なのは広い道路よりも狭い道路の方が感覚的にスピード
が速いと感じてしまいます。また昼よりも夜の方が速く感じます。

走る場所、時間に惑わされないようにすることも大切です。

上級者と一緒に走る

ペース感覚を会得している上級者と一緒に走ってもらい
ペース感覚を覚えるという方法もあります。

一緒に走りながら自分の身体での感覚、見える風景を覚え
こませます。

慣れたら1人で走り感覚を確かめ、単独でもペース感覚を掴める
ようにします。


このようにペース感覚を磨くには、身体のさまざまな部分の感性を
研ぎ澄まし何度も何度も繰り返し、身体に覚えさせていくしか
ありません。

とても難しいスキルですが会得出来るとランニングレベルもかなり
向上します。


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