フィットネス ビギナーズノート

一軸走法と二軸走法


私たちランニング初心者はあまり意識したことはないとは思いますが
走っている時の足の着地点について2種類の方法があります。

1つが1本の線上を走るように着地する一軸走法、もう1つが2本の
レール上を走るように着地する二軸走法です。

一軸走法、二軸走法ともにメリット・デメリット色々な意見があります。



一軸走法

一軸走法とは身体の中心線を軸にして回転しながら進んでいく
走法です。中心軸走法とも言います。


専門家の中にはこの1本の線上を走るように着地する一軸走法を
勧めている人が多いようです。

その理由としては、1本の線上を走るようにするためには骨盤を
よく回転させなければならず、おのずと推進力も増しストライドも
広がる
からというものです。

中級者〜上級者は、この走法により一段とレベルアップしている人も
多いようです。ストライドも大きくなりスピードに乗った走りが可能と
なります。

しかしこのフォームはある程度筋力が必要で身体にかなり負荷が
かかるという意見もあります。

また慣れていないと骨盤の回転を意識するあまり上半身もぶれて
しまう可能性もあります。


特にゆっくりめのペースで走っているときは1本の線上を走ろうと
すると上半身はおかしなことになります。

ジョギングなどスローペースで走る場合は、自然に立った時と同じ
くらいの両足の間隔のままで走った方が自然で走りやすいのです。
1本の線を両足がまたいだまま走るようなイメージです。



二軸走法

二軸走法とは左右両方に軸を持つ走法です。骨盤と同じくらいの
幅で2本のレール上を走るように着地する走法です。

この走法は筋力をあまり使わず、上半身のぶれも防げるので
無駄なエネルギーを消費しません。ですので初心者でも長く
ラクに走れる走法と言えます。


中級者〜上級者の中でも、上体が安定する・怪我をしにくい等の
理由からこの二軸走法を取り入れている人もいます。

二軸走法を勧める人の中には、一軸走法はエネルギー伝達において
ロスが大きいと言う意見もあるようです。

対してこの二軸走法はロスなく地面に対してエネルギーを伝える
ことが出来るのでより速く走れるそうです。

短距離走でもこの二軸走法を取り入れている選手も多く、速く走ると
いう点でも注目を浴びているようです。

二軸走法のポイントとしては
・上体を捻るのではなく左右の脚に交互に重心を切り替えるイメージ。
・踏み出した方の脚に重心を乗せる。
・踏み出した脚側の肩を前傾させて推進力を得る。

但し、二軸走法はあまり馴染みがないせいか意外と難しく、感覚を
掴むのに苦労している人も多いようです。


このように一軸走法が良いのか二軸走法が良いのか、さまざまな
意見があり、難しいところでもあります。


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