ゆっくり走る
人は走ることに慣れてくると少しでも速く走りたいと思います。
でも本当はまだ十分なスタミナや基本的な正しいフォームが
身についていなかったりします。
そのため速く走ることによって基本的なフォームが乱れたり
故障しやすくなったりします。
そこで、敢えてゆっくり走る事を意識してみましょう。
ここではもう一度、ゆっくり走ることの大切さを考えてみたいと
思います。
スタミナを身に付ける
走るためのスタミナを身に付けるためには、ゆっくり走ることが
大切です。
ゆっくり走り続けることによって、筋肉の持続性や耐久性の
向上を図り、また心肺能力を高めることが出来ます。
じっくり、ゆっくり走りこむことによって自然と走力も高まっていく
のです。
基本フォームを身に付ける
速く走ることによってフォームを乱してしまう人も少なくありません。
速く走る場合も基本フォームは同じです。
ゆっくり走ることによって基本的な正しいフォームを徹底的に
身体に覚えさせることが大切です。
ダイエットのために
体脂肪を燃焼させるためには、軽めの運動を長く続けることが
良いとされています。
最大心拍数の50%〜65%くらい、心拍数で言うと110〜120くらい
が最も脂肪燃焼に適している速さと言われています。
速く走りすぎると脂肪ではなく糖質が燃焼する割合がより高く
なってしまいます。
脂肪を効率よく燃やすためには、思ったより以上にゆっくり
走る方が良いのです。
健康のために
健康のために走っているのであれば、特に無理は禁物です。
速く走ろうとすれば故障のリスクも高まります。
自己の記録の更新などを目標に置いているのでなければ、あえ
て頑張り過ぎる必要はありません。
走ることを継続させるためにも、ゆっくり走ることが良いでしょう。
またLSDのように長い時間走る必要もありません。長い時間走る
ということは、それだけ身体に負担を掛けることになります。
健康のために走るのであれば、個人的には長くても40分〜45分
も走れば十分だと思っています。
1回の走る長さよりも継続的に永く続けることが良いと思います。
ゆっくり走ると言っても、その速さは個人差によってマチマチです。
ただ初心者の目安としては1km7分〜8分くらいが良いでしょう。
呼吸が苦しくなるようでは、まだ速過ぎます。
少し遅いと感じるくらいゆっくりゆっくり走りましょう。
そして正しいフォームを意識しながら走りましょう。
■ゆっくり走ることが何故良いのかが分かる書籍
ゆっくり走ればやせる
楽にゆっくり走ることによって体脂肪が効率よく燃焼されること
がよくわかる本です。
ダイエットのために走るには、何もきつい運動をすることが必要
ではないことが理解出来ます。
ちょっとしたコツと習慣がポイントなのです。
痩せようと思って無理して走っていた人には、目からウロコの
内容かも知れません。
痩せるのに適した走り方や楽に走るコツなど、わかりやすい言葉
で書かれています。
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