フィットネス ビギナーズノート

ストライドを伸ばす方法

日本人にはピッチ走法が適している、あるいは初心者には
ピッチ走法が良いという風によく言われています。

しかしそれを意識するあまり極端にストライドが小さい人もいます。
ストライド走法にするわけではありませんが、ピッチ走法のままでも
ストライドをほんの少し大きくするだけで楽に速く走れることもあります。



スピードの公式

スピードとは(ストライド)×(ピッチ)=(スピード)で求められます。
ですから速く走るためには
ストライドを広げる
ピッチを速くする
両方を行う
ということになります。

しかし長距離走のピッチに関して、スピードがゆっくりな場合と
速い場合とで比較してもそれほど歩数は変わらないらしいのです。

ですからスピードの違いはストライドが大きく影響しているものと
思われます。

こういう意味でも、現在極端にストライドが狭い人は、ストライドを
少し広げてみるだけでも速く走ることが可能となるのです。

但し、注意しなければならないのは、ストライドを伸ばそうとする
あまり、足の着地が上体よりもかなり前方になってしまうと
ブレーキをかけてしまう走りになってしまうということです。

着地はあくまでも出来るだけ重心の真下にくるようにすることが
大切です。かなり前方にあるとストライドの広げ過ぎということに
なってしまいます。

あくまでもピッチ走法だけども、ストライドが狭すぎることを
避けるため少しだけストライドを広げることを意識してみる・・・
という観点から考えています。





ストライドを伸ばす方法

股関節の柔軟性を高める
股関節の柔軟性が高まれば、脚をスムーズに動かすことが
可能となり、自然と可動域も広がりストライドを伸ばす助けとなります。

また脚を前方に振り出す動きも滑らかになりストライドが広がります。
股関節の柔軟性が高まれば自然と脚の付け根から振り出すように
なるのです。

柔軟性を高めるためにはやはりストレッチが効果的です。


下半身の筋力強化
ストライドを伸ばすためには着地時にしっかり踏み込むようにすると
良いとも言われています。

また股関節を大きく開くことによってストライドも大きくなります。
そのためには下半身の筋力強化も重要なポイントとなります。
筋力アップと筋持久力を高めるトレーニングが必要です。

またストライドを大きくすると着地時の衝撃が大きくなる等、
それだけ身体に掛かる負担は大きくなります。


怪我防止のためにも下半身の筋力強化が重要と言えます。

下半身の筋肉の中でも特に大臀筋や大腿四頭筋・ハムストリングスを
中心に鍛えることになります。

注意が必要なのは、ストライドを伸ばすためには、ふくらはぎの
筋力は必要ありません。

下半身強化の筋力トレーニングではトレーニング・オブ・キングと
言われるスクワットが効果的です。
もう1つの筋力トレーニング、ランジも走る動きに連動して効果的です。


体幹を鍛える
ストライドを大きくするためには体幹を安定させることが、一段と
重要に
なってきます。

ストライドを大きくすると上半身がぶれる恐れも出てきます。
体幹を鍛えることによって、ぶれずにフォームも安定して
走ることが可能となります。

体幹部がしっかり安定すると、四肢の動作もスムーズになって、
エネルギーの伝達も効果的に行うことが可能となるのです。

また重心は高く保つことが重要です。歩幅をかせごうとする
意識が強すぎると重心が落ちて着地が重心より前に行き過ぎ、
ブレーキをかけるような走りになってしまいます。

重心はあくまでも高く保ち、前方への重心移動をこころがける
ことによって着地は出来る限り重心の真下近くにくるようにします。

体幹がしっかりしていると着地時に地面反力を吸収せずに、
前方への推進力に変換することが出来、ストライドも自然と
伸びるのです。


スクワットの参考ページ
  初心者のためのスクワット


ランジの参考ページ
  ランジ


筋持久力の参考ページ

  筋持久力を高めるトレーニング





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