ジョギング・ランニングフォームNG集
ジョギング・ランニングにおいてフォームはとても大切です。
フォームが悪いと速く走れない・疲れやすいというだけではなく
故障の原因にもなりかねません。
一流の選手の中には独特なフォームで速い選手もいます。
しかしそれは試行錯誤の末、その選手に合ったフォームで
走っているということで、それは一流の体力や技術が備わっている
という前提で成り立っているものです。
私たち初心者は出来れば良いフォームで走ったほうが楽に速く
走れるので、悪いフォームが出来上がる前に改善したいものです。
ここでは初心者が陥りやすい悪いフォームについて、その対応策
などをまとめてみました。
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体幹がブレる
上半身が安定せずにぐらついている人は結構多いです。
上半身を上下に振ったり、ぐにゃぐにゃしたまま走っている人も
います。
身体の中心軸がブレたまま走るとスタミナを無駄にロスします。
体幹部をしっかり安定させて走ることはとても重要です。
体幹部とは身体の中心部分で胴体部分を言います。
体幹部が安定するとエネルギー伝達が効果的に行われ、スタミナ
を無駄にロスさせません。
また
体幹部が安定すると手足もスムーズに動かすことが
出来ます。
体幹部をしっかり安定させるには腹筋と大臀筋に意識をして、
背筋を伸ばして姿勢を良くすることが大切です。
関連ページ
体幹を使って走る
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腰が落ちる
腰が落ちたまま走っている人も多いです。特に疲れてくると腰が
自然と落ちてきてしまいます。
腰が落ちるとブレーキをかけた様な走りになってしまいます。
理想のフォームは腰高です。
出来る限り重心を高く保ちながら
走るように意識しましょう。
ランニングでの身体の重心はみぞおち周辺をイメージしてください。
関連ページ
美しいランニングフォーム(腰高)
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前傾姿勢過ぎる
前のめりで走っている人も多いです。猫背になった状態で走って
いる人もいます。
これは一見効率的に前に進んでいるように見えて、脚が後ろに
流れてしまい、前への重心移動がきちんと出来ていない状態です。
この状態だとバタバタと、つんのめっているだけで推進力は上がり
ません。
これを改善するには少しだけ前傾姿勢を保ちつつ、両方の
肩甲骨を寄せるように胸を張った姿勢をつくります。
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腕が振られていない
意外と腕を振っていないで走っている人は多いです。本人は
きちんと振っているつもりなのかも知れません。
腕振りは後ろに引くようなイメージで行います。特に肘を引くような
イメージです。
肘を引くと自然と肩甲骨も寄って胸を張ったような良いフォーム
になります。
また腕をしっかり振ると腰の回転も良くなって脚がスムーズに前へ
動くようになります。
但し、肩に力が入り過ぎると上半身のフォームを崩してしまいます
ので注意します。あくまでもリラックスしながら腕振りを行うように
しましょう。
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ストライドが小さすぎる
日本人にはピッチ走法が適していると言われていますが、極端に
ストライドが小さい人もいます。
ストライドを少しだけ大きくするだけで楽に速く走れることもあります。
ストライドを大きくしたら少しゆったりめのピッチにすると余裕が
出た走りに変わります。
ストライドを大きくするときも腰を落とさず重心を高く保つという
ことを忘れてはいけません。