主観的運動強度
ジョギングをする上でどのくらいのスピードで走るのが、身体にも
よく、効率的なトレーニングなのか・・・ということは、とても気に
なるところです。
運動強度は強すぎると健康によくないし、弱すぎても効果がありません。
一番効率よく脂肪が燃焼されるのは心拍数が1分間に120程度の
運動を持続させることと言われています。
でも心拍数なんて、そうそう測っていられません。
そこでもっと簡単に適正な運動強度を調べるのに有効なのが
ボルグという人が発案した
『主観的運動強度』というものがあります。
これは運動強度を6〜20までの15ランクに分けているものです。
6が一番楽な強度、20が最もきつい強度です。
この表の
11〜13くらいまでががジョギングに適した運動強度と
言われています。。
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ボルグの英語表記 |
日本語訳表記(小野寺ら) |
20 |
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19 |
very very hard |
非常にきつい |
18 |
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17 |
very hard |
かなりきつい |
16 |
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15 |
hard |
きつい |
14 |
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13 |
somewhat hard |
ややきつい |
12 |
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11 |
fairly light |
楽である |
10 |
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9 |
very light |
かなり楽である |
8 |
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7 |
very very light |
非常に楽である |
6 |
|
|
このランクの数値を10倍したものが、心拍数と近くなるように
設定されています。
目標心拍数=(220−年齢)X0.6〜0.7 という計算式と比較しても
まあ、妥当な数値であると言えそうです。
あくまでも主観的というくらいなので、個人の感覚によるものですが
自分が運動しているその時の状態によって、ある程度の心拍数が
予想でき運動強度も把握出来ます。
主観的運動強度を利用することによって、オーバーワークを防いだり、
逆に運動強度が弱すぎて効率的に効果が発揮できない・・・
ということを防止することも可能なのです。
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