体幹を使って走る
体幹を使った走りは中心軸がブレずに身体を安定させ、力を
ロスさせないので疲れにくいと言われています。
この体幹を使った走りというのはどういう事なのでしょうか?
背骨と骨盤は身体の中心軸であり、これらの周りのある筋群
を体幹筋と言われています。
具体的な筋肉名称で言うと腹筋・脊柱起立筋・大臀筋・腸腰筋
などです。
これら身体の中心部の筋肉は体幹部を安定させ、 スポーツに
おいては身体の動きを滑らかにし、正確なフォームを確立する
ことに重要な役割を果たします。
体幹部がしっかり安定することによって四肢の動作もスムーズ
にし、エネルギーの伝達も効果的に行うことが可能となります。
走りにおいて体幹を使うというのは、着地時に体幹筋を使って
衝撃を支え上半身をしっかり保持し、下半身のエネルギーを
上手く伝達していくことらしいです。
ポイントとしては、姿勢を良くするために両方の肩甲骨を引き
寄せる様にする。そして腕振りは振るというよりも後ろに引く様
な感覚で、その時も肩甲骨を動かす様なイメージで行います。
また腹筋を使うよう意識をして上半身を真っ直ぐに保ち身体が
ブレないようにする。
体幹を上手に使うには腹筋と大臀筋に意識をして、背筋を伸ば
して姿勢を良くすることです。
いわゆる腰高の姿勢で中心軸がブレずに、しっかり保つことです。
出来る限り重心を高く保ちながら走るように意識することが大切
です。身体の重心がみぞおち周辺にあるイメージを持って走る
と良いでしょう。
体幹をしっかり使った走りが出来れば、肩甲骨を意識した腕振り
(肘を後ろに引く)が骨盤に伝わり脚が自然と前に出るという、
いわゆる上半身と下半身が連動した走りが可能となるのです。
その他ではインナーマッスルの1つである腸腰筋を鍛えることに
よって身体の動きを滑らかにし、骨盤を回転させるようすると
脚が自然と前に出るようになり推進力を高める走りが可能と
なります。
このように体幹筋を鍛え、体幹を使って走るということはとても
重要なことです。
特に腹筋を強化するとフォームが安定して、全身の筋肉を使った
走りが出来てスピードもスタミナもつくそうです。
難しいかも知れませんが、脚で走るというよりも体幹を使って
走るということを意識してトレーニングしてみましょう。
■体幹の使い方がわかる定番書籍
「体幹」ランニング
体幹を使って速く長くラクに走る方法をわかりやすく解説している
書籍です。
体幹を使って走ると言っても特別なことではなく、現代では基本的
なぜひとも身に付けたいフォーム・走り方です。
この本ではたくさんの写真やイラストを使い、今までよく理解できな
かった部分を鮮明にしてくれて頭の中で整理出来ます。
あとは実践あるのみ。
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