疲れない長距離の走り方 その2
今まで運動をあまりやっていなかった人は10分走るのもきつい
でしょうし、ジョギングが生活の一部になっている人は1時間
くらいは平気で走れる人もいます。
30分間走れるようになったら、少しずつ時間を延ばして1時間
走れるように頑張りましょう。
長距離を走るためにはスピードにこだわらず出来るだけラクに
長時間走り続けることに重点を置きます。
そのためには、いかに正しいフォームを保ち続けるかが大切に
なってきます。
走っていて疲れてくると、とかくフォームが乱れ気味になって
きます。
楽な姿勢を取ろうとして、腰が落ちてきたり猫背になったりすると
スムーズに身体が動かなくなって、逆に余計に疲れます。
疲れた時こそもう一度自分のフォームを見直して、正しい
フォームを維持すべきです。
疲れた時によくやってしまうフォームの崩れの1つに、腰を落として
しまうことがあります。
こういう走りだと自然とブレーキをかけてしまい余計疲れます。
またトレッドミルで走っている人で、疲れてくると手すりにつかまって
足だけ動かしている人を時々見かけますが、これでは何のために
走っているのかわかりません。
また異常に前傾姿勢を取っていたり、上半身に力が入り過ぎたり
している場合もあります。
肩の上げ下げを行ったり、両手をブラブラさせて、上半身をリラックス
させてみましょう。
長距離を走る上で必要なものは心肺能力(全身持久力)と筋持久力
です。
心肺能力の方はゆっくりジョギングをしている分には比較的問題
ないのですが、筋力不足によって足が痛くなり、走ることが困難に
なったりすることが多々あります。
それを解消するために、
筋力トレーニングはおすすめです。
特に体幹筋(身体の中心部分)を鍛えることによって身体が
ブレずにフォームも安定して走ることが出来るので、疲れにくく
また怪我の防止にも役立ちます。
長距離を走るにはやはりモチベーションも大切になってきます。
『いま走っていることによって血液の循環が良くなって健康に良い
んだ』と感じながら走ったり、『絶対に痩せてやる』とか目的を持って
走ると頑張れます。
また季節の移り変わりなど自然を感じて走ったり、すれ違う同じ
ジョガーに感化されたり、トレッドミルでは隣で頑張って走っている
人に感化されたりして自分も頑張れます。
またポータブルオーディオプレーヤーで音楽を聴きながら走ることも
良いかも知れません。
自分にとって思い入れのある曲なら疲れかけた体力、気力に
新たに力を与えてくれることもあります。
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体幹を使って速く長くラクに走る方法をわかりやすく解説している
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