目的別ウォーキング
ウォーキングにはさまざまな効果・効能があります。
但し間違った歩き方を続けると身体の一部に負担がかかり
逆に身体を痛めてしまう恐れもあります。
基本の歩き方は同じですが、少し注意する点や意識する点を
心がけると、より安全でより効果を得ることが可能となります。
ここでは、目的別・症状別のウォーキングのポイント・ちょっと
した注意点についてまとめてみました。
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肥満解消
脂肪を燃焼させるためには少し運動強度を強くする必要が
あります。
腕をしっかり振り歩幅を大きくとり、指裏でしっかり地面を蹴り
あげるように歩きます。
また運動をスタートしてから最初の時間帯は糖質がエネルギーと
使われる比率が高く、20分ほどしてからは脂肪の比率が高まります。
よって出来る限り連続して20分以上ウォーキングを続ける方が
脂肪を効率的に燃焼させることが可能となります。
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ストレス解消
ストレス解消目的の場合はゆったり大きく歩くようにします。
また呼吸も腹式呼吸でゆったりと行います。
またコースとしては出来る限り自然の多いところが効果的です。
電車に乗って自然公園などの目的地まで行って、そこでハイキング
を兼ねたウォーキングを行うなどすると良いでしょう。
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低血圧予防・解消
腕振りをしっかり行うことによって上半身も運動効果が上がります。
歩幅も大きめにして、しっかり全身運動を行います。こうすること
によって血流も良くなります。
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高血圧予防・解消
高血圧の場合は初めはゆっくりとしたスピードで行います。
あまり無理せず自分のペースで行います。
うっすらと汗ばんできたら、少しずつペースを上げていきます。
但し、高血圧予防・解消のためのウォーキングは最高でも軽度
の負荷のスピードです。
基本はあくまでもゆっくりペースのスピードで行いましょう。
またコースとしては平坦なコースを選んで行いましょう。
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肩こり解消
両方の肩甲骨を寄せるようにして、腕振りをしっかり行います。
イメージとしては肘を後ろに引くようにします。
肩こりの人は肩に力が入りやすいので、歩きながら時折、肩の
上げ下げを行い、最後にダーッと下げた状態をキープしたまま
腕を90度に曲げて、また腕振りを始めます。
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腰痛解消
腰痛の人は腹筋が弱く、腰だけにに上半身の体重を掛けて
しまっている場合が多いと言われています。
背を反らさずに、腹筋に力を入れてお腹を引っ込めるように
歩きます。
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膝痛解消
膝痛解消ウォーキングは、水中ウォーキングがおすすめです。
水中では浮力があり膝への負担が軽減されます。
水中ウォーキングによって、普段使わない筋肉や筋を動かし
ストレッチ効果が生まれます。
但し痛みがひどい時はウォーキング自体休むことも大切です。
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