チューブトレーニングの方法
筋力アップだけではなく、インナーマッスルを鍛えるトレーニング
にも効果的なチューブトレーニングについてまとめてみました。
元々は病院などでリハビリの1つとして行われていました。
ゴム製のチューブの伸縮性を負荷として使うトレーニングです。
動き始めの負荷が0で、動き終わりの負荷が1番大きいという
特徴を持っています。
バーベルやダンベルなどと違って手軽に持ち運ぶことが出来
いつでもどこでも手軽に出来ます。出張などにも持っていくと
トレーニングが旅先でも可能となります。
引っ張る方向によって負荷の向きを自由に変えることが出来
ます。またチューブの持つ長さを変えることによって強度も
手軽に変えることが出来ます。(短く持てば強度が高まります)
チューブを戻す時もゆっくりと丁寧に行うことが大切です。
力を抜いて戻すとチューブの勢いで関節などを痛める原因にも
なりかねません。戻す時も緊張を解かない様にすることが大切
です。
・基本的に10回〜15回くらい出来る強度で行います。
・チューブは伸ばす時に息を吐いて、戻す時に吸います。
・関節は伸ばし切らない様に注意します。
・チューブトレーニングは目的の筋肉以外の部分も動かしてしまい
がちなので、より一層目的の筋肉に意識を集中するようにします。
・インナーマッスルを鍛える場合は、負荷を弱めにします。
大胸筋(フライ)
1.チューブを背中に回して手のひらは前方で両手を開いて持ちます。
2.そのまま胸の前で合わせる様にチューブを引いていきます。
ポイント:軌道が内側を通りすぎたりすると、あまり効果は得られ
ませんので注意して下さい。
後背筋(ローイング)
1.床に腰を下ろし足の裏ににチューブを回して手に持ちます。
2.膝を軽く曲げた状態で肘を後ろに真っ直ぐ引きます。
ポイント:胸を張ったまま両方の肩甲骨を寄せるように引きます。
三角筋(サイドレイズ)
1.チューブを両手に持ったまま両足でチューブを踏んでセットします。
2.そのまま腕を横の方から肩の高さまで引き上げます。
ポイント:肩をすくめない様に注意します。
腹筋(サイドベント)
1.片足でチューブを踏んで同じ側の手でチューブを持ち、もう一方
の手は、頭の後ろに添えます。
2.チューブを持っている手と反対側に上体を傾けます。
3.上体を戻し、反対側も同じ容量で行います。
ポイント:身体を斜めに倒したり、腰の位置をずらしてしまったり
しないように注意します。
上腕ニ頭筋(アームカール)
1.チューブを両手に持ったまま両足でチューブを踏んでセットします。
2.手はアンダーハンドグリップで、肘を曲げながらチューブを上方に
引き上げます。
ポイント:肘の位置はなるべく動かさない様に注意します。また背中
は反らさない様にします。
上腕三頭筋(フレンチプレス)
1.チューブを背中の後ろで上下に持ちます。
2.上方の手は肘を曲げて頭の後ろでセットします。
3.上方の肘を固定したまま、チューブを下から上に引き上げます。
ポイント:チューブを引き上げる時、肘が前方に出ないように注意
します。肘はしっかり固定します。
大腿四頭筋・ハムストリングス(スクワット)
1.チューブを両手に持ったまま両足でチューブを踏んでセットします。
2.
胸を張り、背筋を伸ばしたまま、お尻を突き出すような感じで、
膝を曲げていきます。
3.大腿部と床が水平になるまで膝を曲げ、そこで一旦静止して
その後ゆっくりと立ち上がります。(
ポイント:膝を痛める原因にもなるので膝がつま先よりも前に出ない
ように注意します。
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