体脂肪(男性と女性の体脂肪率)
体脂肪とは簡単に言ってしまうと、体内に蓄積された脂肪の
総称のことです。
中性脂肪や遊離脂肪酸、コレステロール、リン脂質などを
まとめて体脂肪と言われています。
体脂肪のほとんどが中性脂肪で占めています。
体脂肪は次の3種類にも分類することが出来ます。
(1)皮下脂肪(皮膚のすぐ下にあるもの。特に女性に多い)
(2)内臓脂肪(脂肪細胞の中にある脂肪で内臓にとりつくもの。
特に男性に多い。生活習慣病を引き起こす原因となる)
(1)と(2)を総称して貯蔵脂肪といいます。
(3)血中脂肪(血液の中にある脂肪でコレステロールや中性脂肪が
あります)
でも体脂肪ってすべてが悪者?と思ったら間違いで、体脂肪も
それなりの役割があります。
私たちの身体の中でいざという時のためにエネルギーの蓄えと
なっていたり、体温保持という役割があります。
でもこれが蓄積され過ぎると生活習慣病へまっしぐらです。
現代の食生活では、自然と蓄積されやすい傾向にありますので
十分に注意が必要です。
医学的には肥満とは体重が多いことではなく体脂肪が多いことを
言います。
私たちは体重を減らすことより、過剰の体脂肪を減らすことを
意識しましょう。
体脂肪率とは体重に対する脂肪の占める割合を言い
体脂肪量(kg)÷体重(kg)×100で計算され単位は%です。
適正範囲は
男性なら 30歳未満 14〜20%
30歳以上 17〜23% ならOKです。
いずれも25%以上になると肥満です。
女性は 30歳未満 17〜24%
30歳以上 20〜27% ならOKです。
いずれも30%以上になると肥満です。
測定は体組成計などを使用して、素足で、毎日、同時刻、
同条件で行います。
体脂肪率とは逆に、体重から体脂肪を除いた重量のことを
除脂肪体重と言います。
これらは筋肉や骨、内臓などの総量を指します。
除脂肪体重を減らしてしまうことは筋肉量を減らすことになり、
基礎代謝も低下してしまうので、避けなければいけません。
筋肉量を減らさずに(除脂肪体重を減らさずに)体脂肪を減らす
ようにしましょう。
体脂肪計があると、自分の身体を管理しやすくなり、ダイエットを
継続するというモチベーション維持にも役立ちます。
今は体重・体脂肪・BMI・基礎代謝のほか、内臓脂肪のレベルまで
測定できるものがあります。
いわゆる
体組成計
と言われるものです。
メモリー機能により、以前の数値と現在の数値を比較表示する
こともできるものもあり、より継続的で効果的なダイエットに
役立ちます。
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