BMIと体脂肪率
痩せたいと思っている人の中で、体重ばかり気にして
体脂肪率はあまり気にしないという人が結構いると思います。
本来肥満というのは過剰に体脂肪があることを言います。
男性なら体脂肪率が25%以上、女性は30%以上で肥満と
されています。
ですから、体重を減らすことより、体脂肪率を下げることの
方が、健康上重要になってきます。
でも今まで慣れ親しんできた体重もやはり気になるところ
です。
現在最もポピュラーな体重指標はBMI指数と言うものです。
BMI=体重(s)÷身長(m)÷身長(m)
(例) 身長170センチ 体重65キロの人の場合
22.49=65(s)÷1.7(m)÷1.7(m)
BMI指数が18.5〜25の場合が標準、18.5未満がやせ
25以上が肥満で段階的に肥満度が上がっていきます。
BMI指数が22のときが最も病気になりにくいと言われて
います。
よって
標準体重=身長(m)×身長(m)×22
となります。
でもBMI指数が普通でも、体脂肪率が高ければ「かくれ肥満」と
いうことになります。
逆にスポーツ選手などは、筋量が多いためBMI指数が
高くても体脂肪率は低いです。
このBMI指数の標準体重を使って、目標摂取カロリーを
導き出す方法があります。
標準体重×係数という計算式です。
標準体重1kgあたりの摂取カロリー量を、それぞれ
労働作業等、生活活動の強度によって分けられています。
具体的には標準体重に、デスクワーク中心の仕事の
人など軽い生活活動の人は係数25〜30kcalを、
営業職など中程度の生活活動の人は30〜35kcal
力仕事中心など強度の生活活動の人は係数35〜40kcal
を掛けます。
(例)デスクワーク中心の仕事で標準体重65キロの人
65(s)×30(係数)=1950kcall
これはあくまで、BMI指数を用いたもので、筋量の多い人
にはあてはまらないかも知れません。
あくまでも目安です。
少し少なめという印象もありますが。
特別食べ過ぎでなければ、摂取カロリーを減らすことばかり
に気をとられるよりも、運動量を増やして、消費カロリーを
増やす方に力を注いだ方が、体脂肪率を減らす目的としては
健康的に行えると思います。
運動をしないで、食事制限ばかりしていると筋肉量も減少し
よっておのずと基礎代謝も減少し、体脂肪も燃えにくくなって
しまうという逆効果の現象が起こります。
肥満解消には、適切なカロリー摂取と筋トレで体脂肪を
燃やしやすい身体をつくり、有酸素運動で体脂肪を燃やす
というのがベストの方法だと思います。
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