フィットネス ビギナーズノート

ノルディックウォーキング


最近ノルディックウォーキングというものが話題になっています。
ウォーキングは基本的には下半身の筋群をメインに強化する
エクササイズです。

これを上半身の筋群も鍛えたり、ウォーキングの負荷を高める
ためにダンベルなどを持ってウォーキングするなどの工夫が
なされてきました。

しかしこのようなエクササイズは関節などを痛める原因にも
なったりなどの弊害がありました。

ノルディックウォーキングは上半身の筋群も鍛え、関節にも優しい
と言われています。

ここでは、少し特殊なウォーキング、ノルディックウォーキングに
ついて簡単に、まとめてみました。

ノルディックウォーキングの特徴
ノルディックウォーキングの最大の特徴はポール(スキーのストックに
似たもの)を両手に持ってウォーキングすることです。
これはノルディックウォーキング専用のポールです。


ノルディックウォーキングの歴史
元々はフィンランドのクロスカントリースキーのオフシーズン用の
トレーニングとして行われていたそうです。

その後1990年代に一般の人々にも健康エクササイズとして紹介され、
やがて瞬く間にヨーロッパ中に広がっていきました。


ノルディックウォーキングの効果

1.全身運動
ノルディックウォーキングは下半身のみならず上半身の筋群を
強化しかつ安全に行えるエクササイズです。

2.足や膝への負担が軽い
ノルディックウォーキングはポールで身体の一部を支えることに
なるので、足や膝への負担が通常のウォーキングより軽くなります。

3.エネルギー消費量が多い
ポールを使って歩くことによって歩幅が広がって速く歩くことが
可能になります。

また上半身の筋群も同時に運動していくことになるので、心拍数
も増え、通常のウォーキングよりもエネルギー消費量が多くなり
ます。

4.肩こり解消
上半身の運動により血液の循環も良くなり、肩こりなどの解消に
効果があると言われています。





ノルディックウォーキングのポール
ポールの長さは地面に垂直に立てて持った場合肘の角度が90度
になるくらいの長さです。
目安としては自分の身長×0.68〜0.7くらいと言われています。
ものによっては長さを調節出来るものもあります。


ノルディックウォーキングの方法
基本的には通常のウォーキングテクニックにポールをプラスする
ことです。

まずはポールのストラップに手を通して、マジックで固定します。
ポールは基本的にあまり強く握らず軽く握るようにします。

手と足の関係は普通に歩く時と同じです。(前に出た足と逆側の手
が前に来る)

ポールを付く位置は後ろの足の横あたりで付くようにします。
前の足付近で付くようにすると同じ側の手足が同時に前にいくよう
に(ナンバ歩き)なってしまいますので注意しましょう。

ポールを付くことによって歩幅も大きく取れるようになります。
ポールを付いたら、腕を後方に押し下げるようにします。

慣れてきたらこの時手の平を開いてポールを離す様なイメージをとり、
ポールが前方に戻ってきたら掴むようにします。(ポールにはストラップ
が付いています。)


最近は各地でノルディックウォーキングの講習会やイベントが開かれて
います。


ノルディックウォーキングポール
軽量なカーボン素材のポールです。



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