フィットネス ビギナーズノート

乳酸と筋肉痛


乳酸

筋力トレーニングをすると疲れます。
これは筋肉の収縮をストップさせてしてしまう疲労物質と言われる
ものが溜まるからです。

そして従来から、この疲労物質の1つが乳酸という物質であると
いうふうに言われてきました。

私達が運動をするときにはエネルギーが必要になります。
このエネルギーを作る時、体内のグリコーゲンと脂肪酸が働きます。



その時に乳酸という物質も作られます。
乳酸は当然のことながら、激しい運動ほどたくさん生成されます。

筋トレなどの無酸素運動は、筋肉の中にあるエネルギー源である
グリコーゲンが乳酸を作ります。

それに対してジョギングなどの有酸素運動は、グリコーゲンを分解
する時に使われる酸素をたくさん取り込むので、体内に乳酸を
蓄積しないため、長い時間続けることができると言われています。

しかし乳酸は成長ホルモンの分泌を促す働きがあるとも言われて
います。成長ホルモンが多く分泌されれば、筋肉も発達しやすく
なります。
これを応用したのが加圧トレーニングです。

また最近の研究では乳酸は疲労物質ではないという報告もあります。
激しい運動時に乳酸は発生しますが、疲労とは直接関係ないという
見解です。それだけではなく乳酸はエネルギー源として再活用されて
いるという報告があります。





筋肉痛

筋肉痛は当日にはなく、翌日や翌々日などに現れます。
これは遅発性筋肉痛と言われています。

一般的にウエイトを下す局面の動作であるエキセントリック・
コントラクションの時に筋損傷が起こりやすいと言われています。


筋肉痛の原因には色々な説があります。
・筋の炎症が原因で発生
・疲労物質が原因で発生
などがありますが、まだはっきりしていないようです。

ウォーミングアップとクールダウンを行うことで、筋肉痛を軽減
することができます。

また筋肉痛を一度おこすと、同じ運動をしても筋肉痛に
なりにくかったり、以前よりも軽い症状で済んだりします。

ストレッチと慣れが軽減のポイントといったところでしょうか。

筋肉痛が起きないと筋肉が発達しないと思っている人も多い
ようですが、必ずしもそうとは言い切れません。
しっかり効かせたトレーンングを行っても筋肉痛にならない人
もいます。

筋肉に対して一定以上の負荷を掛けるトレーニングであれば
必ずしも筋肉痛を伴わなくても筋肥大は可能であると言われ
ているのです。

超回復を意識するあまり、筋肉痛がひどくなるほどのトレーニング
には十分注意してください。

また筋肉痛が残っている間はその部位のトレーニングは行わない
ようにしましょう。筋肉を発達させるためには休養も大切です。
ダメージが残っているのに、さらにトレーニングをすると怪我の
原因にもなりかねません。

適正な運動量や負荷、超回復を十分考慮の上、トレーニングに
励みましょう。


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