フィットネス ビギナーズノート

超回復(筋肉のメカニズム)


筋肉には超回復という不思議なメカニズムがあります。
そのメカニズムを知らなければ、効率的なトレーニングが
出来ないどころか、怪我をする恐れもあります。
それを探ってみることにします。



超回復とは

人間の身体は、約200余りの骨が骨格を形成しています。

そして、その骨格をおおうように筋肉が付着して身体を形成して
います。

筋肉の働きが骨を動かして、その結果身体を動かしています。

では、筋トレをすると何故筋肉が大きくなったり、強くなったり
するのでしょうか?

筋肉はトレーニングをすることによって、刺激が与えられ、
一時的に疲労します。

しかし、十分な休養をとることによって、疲労した筋肉は次第に
回復し、もとのレベルまで戻り、さらにもとのレベルを越えて
一段上のレベルまで達します。これを「超回復」と呼びます。

そして再びトレーニングを開始し、超回復を起こす。
この超回復を連続的に繰り返すことで、筋肉は大きく強くなって
いくのです。

筋肉がしっかり超回復していない内にトレーングを行うと、
疲労が蓄積して効果はなくなります。
いわゆるオーバートレーニングというもので、障害の原因にも
なりかねません。





超回復のタイミング

休養は、効果を出すためには絶対に必要な要素なのです。
超回復するまでの時間は、48時間〜72時間前後と言われて
います。


これには個人差があり、トレーニングを積んでいる人は比較的
はやく回復します。

またトレーニングした部位によっても差があります。
大きな筋肉は超回復まで時間が長くかかり、小さな筋肉は時間が
短くなります。

いずれにしても筋肉痛があるうちはトレーニングをやっては
いけません。怪我の原因にもなりかねません。

また超回復が起こる前にいくらトレーニングを行っても、筋肥大
の効果は期待出来ません。

但し、超回復後にトレーニングを行わなければ、筋力はだん
だん元のレベルに戻ってしまいます。

トレーニングのタイミングが遅すぎても効率的な効果が出ない
のです。このタイミングがとってもむずかしいのです。

超回復にとって休養の他に大切な要素は栄養です。休養と
栄養を十分摂ることによって筋肉は成長していきます。

特にタンパク質は筋肉をつくる元になるのでしっかり摂るように
しましょう。


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