フィットネス ビギナーズノート

成長ホルモン


私たちトレーニーがとても気になる筋肉の発達には、成長ホルモンが
大きく関与しています。

成長ホルモンとは

ホルモンとは私たちの体内で生成されるごく微量の物質で、代謝や
成長などに重要な働き・影響があります。

中でも脳下垂体の前葉から分泌される成長ホルモンは生物の
成長に大きく関わっており、筋肉をつくることにも重要な働きが
あります。



成長ホルモンが分泌されると、タンパク質の合成を促進し筋肉が
より作られるようになります。

また成長ホルモンは代謝をコントロールし、免疫機能も高める
作用がありますので私たちの健康維持に重要な役割があります。

但し、成長ホルモンは加齢とともに、その分泌は減少していきます。


成長ホルモンはいつ分泌されるか?

成長ホルモンがより多く分泌されるタイミングは筋トレを行った
すぐあとです。筋トレによって疲労した筋肉を修復しようとして
成長ホルモンが大量に分泌されます。

筋トレでも短時間で高負荷のトレーニングほど、より多くの
成長ホルモンが分泌されると言われています。

もう1つ成長ホルモンがより多く分泌されるタイミングは眠って
いる時です。

特に深い眠りのノンレム睡眠の時により多く分泌されるそうです。
時間帯では午後10頃〜午前2時頃が最も多く分泌されるそうです。

十分な睡眠は筋肉を作るためには必須と言えます。

プロテインを飲むベストタイミングがトレーニング直後と就寝前である
と言われているのは、この成長ホルモンが大量に分泌される
タイミングに合わせているからなのです。





成長ホルモンを多く分泌するトレーニング

成長ホルモンをより多く分泌させるためには高負荷・低回数の
トレーニングをすることが効果的であると言われています。

乳酸は成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。短時間で
高負荷のトレーニングを行い、乳酸を溜め込むことによって
より成長ホルモンが分泌されることになります。

スロートレーニングもまた成長ホルモンをより多く分泌させる
ことが出来るトレーニングと言われています。

スロートレーニングは低負荷のトレーニングですが、動作を
ゆっくり行うことによって、筋肉の緊張を継続させ血流を制限させて
高い負荷をかけたのと同じ効果がもたらされます。


テストステロン

成長ホルモンの他に筋肉の成長に影響を及ぼすものとして
男性ホルモンの一種であるテストステロンがあります。

このテストステロンは男らしくたくましい身体をつくる重要な
物質です。

同じように筋トレを行っていても女性が男性のようにムキムキ
になりにくいのは、女性がこの男性ホルモンより、女性らしい
身体をつくる女性ホルモンの方がより多く持っているからなのです。


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