ウォーキング季節別注意点
ウォーキングは一年中いつでも出来る運動ですが、夏や冬は
春・秋と違って少し注意しなければいけないことがあります。
夏のウォーキングで一番注意しなければいけないことは
熱中症です。
健康目的でウォーキングを行っているのに無理をして熱中症に
なっては本末転倒です。
また紫外線対策も必要になってきます。
紫外線はシミ・シワの原因になるばかりでなく免疫力も低下して
感染症にかかりやすくなってしまうので注意が必要です。
日焼け止めや帽子などを上手に活用して紫外線対策を行い
ましょう。
夏のウォーキングは日中を避け、夕方から行うようにしましょう。
(真夏はよほど早朝でない限り、朝も日差しが強いです)
またウォーキングコースは出来るだけ日陰を選んで歩くように
しましょう。
屋外ではなく公共のトレーニング室やスポーツクラブのトレッドミル
を利用するのも1つの方法です。
■
熱中症予防
1.水分補給
こまめに水分補給を行います。真夏は大量の汗をかきますので
塩分も失われていきます。
また汗をかいた時に大量の水を飲むと体内の塩分を一段と
薄めてしまう結果になってしまうそうです。
体内のナトリウム濃度が低下するとけいれんなどの症状を引き
起こす恐れもあります。
夏は水よりもナトリウムが含まれているスポーツドリンクの方が
良いでしょう。目安として100mlあたりの飲料にナトリウムが
40~80㎎が含まれているのが良いとされています。
一般的に冷たい飲み物は身体に良くないと言われていますが
運動中は冷えた飲み物の方が深部体温を下げる効果があり
またはやく吸収されるので好ましいそうです。
喉が渇いたと感じた時にはすでに水分不足に陥っていますので
早め早めの水分補給が大切です。
2.帽子をかぶる
夏は夕方でもまだ陽ざしが強かったりします。
頭部への直射日光を出来るだけ避けるようにしましょう。
また首の後ろへの直射日光も身体には負担をかけますので
首にタオルを巻くなどの対策をしましょう。
服装は吸湿性や通気性の良いもので行いましょう。
冬のウォーキングで重要なポイントはいきなりエクササイズ
ウォーキングを行わないことです。
身体が冷え切った冬ではウォーミングアップとして、まずは
ゆっくり歩くことから始めます。
冬は身体が冷えて筋肉や腱が硬くなっていますので、いきなり
エクササイズウォーキングを行うと怪我をする原因にもなりかね
ません。
まずはゆっくり歩くことからスタートして徐々に身体を温めて
いきます。
冬は道路の状況にも注意が必要です。道路が凍っていたり
して、滑りやすくなっています。
転倒など怪我をしないように注意が必要です。
また冬のウォーキングでは防寒対策として服装にも一工夫
することが大切です。
■
寒さ対策
1.小物
ニット帽やネックウォーマー・手袋などで寒さ対策を行います。
この部分を温めることで体感温度はかなり違います。
2.脱ぎ着しやすい服装
歩き始めは寒く感じていても身体が温まってくると汗をかくように
なります。
ウインドブレーカーなど途中で脱ぎやすい上着を利用します。
途中で長袖シャツ1枚に簡単になれるような服装が望ましいです。
ウインドブレーカーは冷たい風から身体を守ってくれるのでお薦め
です。
冬はウエアを重ね着して体温調節を上手に行えるようにしましょう。
関連ページ
ウォーキングにおける障害防止
ウォーキング初心者の疑問解消
熱中症対策