体幹ウォーキング
ウォーキングはただ何気なく行っているよりも、体幹を意識して
使ったウォーキングの方が効果が上がります。
体幹とは身体の中心軸であり、胴体部分を言います。
それらのまわりにある筋肉は腹筋・脊柱起立筋・大臀筋・腸腰筋
などです。
これらの筋肉は体幹部を安定させ、身体の動きを滑らかにし、
正確なフォームを確立することに重要な役割を果たします。
体幹を使った歩きは中心軸がブレずに身体を安定させ、力を
ロスさせないので疲れにくいと言われています。
体幹部がしっかり安定することによって四肢の動作もスムーズ
にし、エネルギーの伝達も効果的に行うことが可能となります。
また
体幹を使った歩きは全身の機能を使った歩き方になる
のでウォーキング効果も一層高まります。
体幹を使った歩き方は以下の通りです。
●身体の重心をしっかり身体の真ん中に置くように意識します。
イメージとしては腰の上にしっかり上半身が真っ直ぐ乗っている
感じです。
●背筋を真っ直ぐに伸ばし、胸を張って肩甲骨を寄せるように
します。
●この時、腰を反らせ過ぎないように注意します。
またお腹も突き出さないようにします。
コツとしてはお尻を後ろに少しだけ引き上げて骨盤をやや
前傾させるようなイメージです。
●腕振りは振るというよりも後ろに引く様な感覚で行います。
その時、肩甲骨も後ろへ動かす(引く)様なイメージで行います。
●着地した足に上半身がまっすぐ乗るようにします。
●腹筋を使うよう意識をして上半身を真っ直ぐに保ち、身体が
ブレないようにします。
●体幹を上手に使うには腹筋と大臀筋に意識をして、背筋を伸ば
して姿勢を良くすることです。
この様に体幹を使って歩くことによって、スムーズにかつ全身の
機能を使った歩き方になります。
したがって、より効果的にウォーキングのたくさんの効能を得る
ことができるのです。
■
厳選 おすすめ書籍
からだが変わる体幹ウォーキング
ランニングに関する書籍の多い金哲彦氏のウォーキング本
です。
歩くことの延長に走りがあって基本は同じです。
体幹を使ったしっかりしたフォームで歩くことによって、本当に
身体に効く運動が出来るように解説された本です。
我流ではなく正しいフォームをしっかり身に付けられるように
ポイントをわかりやすく説明されています。
関連ページ
ウォーキングのフォーム(歩き方)
ウォーキングのフォームチェック
間違った歩き方
ウォーキングにおける障害防止