ウエイトリダクション法とピラミッド法
ウエイトトレーニングを行う場合、その目的によって重量の設定の
方法がいくつかあります。
トレーニングは大体何セットか繰り返しますが、セットごとにどういう
重さにしてくかで、以下のような種類に分けることが出来ます。
すべてのセットを同じ重量で続けていく方法です。
下記の様に最大拳上重量の70%程の重量で3セット程度行います。
各セット間のインターバルは60秒から90秒とします。
1セット目 70%×10回
2セット目 70%×9回
3セット目 70%×8回
この様に2セット目以降は疲労のため、回数は減っていくのが実情です。
しかし何週間かトレーニングを続けていくうちに、2セット目以降も
10回出来るように筋力がアップしていきます。
3セットとも10回出来るようになったら、重量を少し増やして、同じ様な
トレーニングを行います。
この様に重量固定法は同じ重量で反復回数を増やすことを目指し
ます。
重量を増やすタイミングも明確に解るので、初心者にもお薦めな方法
です。
セットごとに重量を減らしていく方法です。
下記の様にまず2セット程ウォームアップを行い、3セット目に最大
拳上重量の80%程の重量で10回行います。4セット目以降は10回
出来る様に少しずつ重量を減らして行きます。
各セット間のインターバルは60秒から90秒とします。
1セット目 50%×10回
2セット目 70%×5回
3セット目 80%×10回
4セット目 75%×10回
5セット目 70%×10回
この様にウエイトリダクション法はウォームアップ以降は、各セットとも
10回出来る様に重量を減らしていきます。
筋肥大を目的とした場合、10回ほどの最大反復のトレーニングで
各セットごとにオールアウトすることが大切です。
ウエイトリダクション法は筋肉を付けたいと思っている人には
効果的な方法と言えます。
低い負荷の場合はレップ数を増やし、高い負荷の場合は回数を減らす
方法です。
下記のように低負荷高回数からスタートし、負荷を上げるごとに回数を
減らしていき最大負荷に達したら、また段々と低負荷高回数にしていく
方法をダブルピラミッド法と言います。
各セット間のインターバルは2分〜4分と長めに設定します。
1セット目 60%×8回
2セット目 70%×5回
3セット目 80%×3回
4セット目 90%×1〜2回
5セット目 80%×3回
6セット目 70%×5回
7セット目 60%×8回
最大負荷に達したら、その負荷で数セット続ける方法もあり、これを
フラットピラミッド法と言います。
ピラミッド法は筋力向上を目的とする場合に適したトレーニング
方法です。
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