ダイエット停滞期の乗り越え方
ダイエットをはじめると、最初のうちは順調に体重が減り
はじめます。
しかし1〜2ヶ月(個人差はあります)程で、思うように体重が
減らなくなっていきます。
いわゆるダイエットにおける
停滞期というものです。
多くの人はここで思い悩み、挫折してしまうこともあるようです。
この停滞期の原因は身体の慣れからきています。
ダイエットを始めて食事量が減ると、私たちの身体はそれに
合わせて、消費エネルギーを最小限にしようと順応していきます。
私たちの身体はうまく出来ているもので、摂取エネルギーが
少なくなると、身体が危機感を覚え、なるべく消費エネルギーを
少なくしようと勝手に反応してしまうのです。
これをホメオスタシスと言います。私たちの身体は元々一定の
状態を保とうとする性質があるのです。
摂取エネルギーが少ないのなら、それなりに省エネにしようと
身体が勝手に順応してしまうのが停滞期というものです。
ダイエットで食事量が減ると、勝手に危機状況と判断してそれに
対応しようとしてしまうためです。
このような停滞期に気を付けなければいけないことは、
決して焦らないことです。
ダイエットにおいて停滞期はあって当り前と考えることです。
ここでダイエットを断念して食事量を元に戻すと、省エネの
身体には摂取カロリーが多すぎてあっという間に太ります。
いわゆるリバウンドです。
この停滞期の乗り越え方は、じっとがまんで、そのままの
状態を継続することです。
この停滞期では、決して食事量をさらに減らすようなことを
してはいけません。
身体が一段と省エネに変貌して、体脂肪を燃やしにくい
体質になってしまいます。
この時期は減量するのではなく維持出来ればOKくらいの
気持ちでいましょう。
停滞期に遭遇したら、3〜4週間(個人差があります)は
じっとがまんでそのままでいると、身体は過剰反応をやめ
落ち着きはじめます。
危機的状況では無いな・・・と身体が判断し、省エネを解除
し始めてくれます。
その頃に少しだけ食事量を減らすと、体重はまた徐々に
減りはじめます。停滞期を乗り越えられたということです。
注意していただきたいのは食事量を減らすと言っても
極端な制限ではありません。(多かった分をまたほんの
少しだけ減らすということです。)
ダイエットにおいて重要なことは、食事制限だけではなく
適度な運動も行う方が成功しやすいということです。
運動を行うことによって停滞期も最小限にすることが可能です。
このサイトでは、食事制限と運動の2つの方法で
肥満解消をめざすことを提唱し続けています。
確実に健康的に肥満解消をめざすには両方行った方が
効率的です。
時間はかかりますが、停滞期を乗り越えダイエットを成功
させる一番の近道なのです。
またダイエットのペースを急激ではなく、ゆるやかなペースで
計画することも重要です。
1ヶ月で1キロぐらい減量するペースであれば、停滞期も
最小限に抑えることが出来ます。
極力、私たちの身体のホメオスタシス機能が非常時と察知
しないように少しずつのペースにするのです。
無理なダイエットではなく、栄養のバランスがよい適量の
食事を心がけ、運動を継続するということを習慣にしてしまえば、
ダイエット中も決して苦ではなく健康的で楽しい毎日を送れる
のです。
只今ダイエット中・・・ではなく、一生続けられる健康的な
ライフスタイルを確立してしまいましょう。
関連ページ
リバウンド
ダイエット計画
運動を継続させるためのポイント
チートディの正しいやり方