リコピン
近年リコピンという成分が大変すぐれた成分であると注目を
集めています。
リコピンとはカロチノイドの一種でトマトに多く含まれています。
カロチノイドには他に元々有名だったβカロチンがありますが
リコピンは最近になってその成分について騒がれ始めています。
リコピンの最も注目すべき点は
抗酸化作用が大変高いという
ことです。
リコピンは元々抗酸化作用が高いと注目されていたβカロチン
より、さらに2倍以上も高いと言われています。
抗酸化作用とは
活性酸素という身体を酸化させてしまう物質
を抑える作用のことをいいます。
活性酸素は私たちの身体の酵素や細胞膜を錆び付かせます。
そして細胞をがん化させてしまうと言われています。
抗酸化作用のある食物を積極的に摂ることは私たちの健康
維持と身体の老化を抑えることにつながります。
具体的には肺気腫の抑制、糖尿病の予防、大腸がんの予防
紫外線による酸化抑制などの研究発表がなされています。
さてその摂取方法ですがリコピンは熱に強く油に溶けやすい
性質なので、オリーブオイルなどで炒めた方がより吸収がよく
なるそうです。
イタリアンはそういう意味ではうってつけの料理でしょう。
また生で食べるよりはトマトジュースやケチャップなどの加工品
の方がが効率よくリコピンを摂取できるとも言われています。
生食用は桃色系トマト・加工用は赤系トマトで、赤系トマトの
方がよりリコピンを多く含んでいるから・・・なのだそうです。
手っ取り早くリコピンを摂るには、トマトジュースが良さそうです。
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