フィットネス ビギナーズノート

低炭水化物ダイエットの安全なやり方


低炭水化物ダイエットというダイエット法が有名で効果があると
言われていますが、やり過ぎると健康においてとても危険とも
言われています。




低炭水化物ダイエットとは

低炭水化物ダイエットはロバート・アトキンス博士という人が考案した
ダイエット法です。別名アトキンスダイエットとも呼ばれています。

低炭水化物ダイエットというように、炭水化物の摂取量を少なく
抑えるダイエット法です。この少なくが極端に少ないことが特徴です。

健康を維持していくための食生活は栄養のバランスが大切で
炭水化物は食事で摂取するカロリーの60%くらいの割合が一番
健康に良いとされています。

しかしアトキンス博士が提唱する低炭水化物ダイエットでの
炭水化物の摂取量の割合は全体の10%にも達しません。
通常摂取すべき炭水化物の摂取量の10分の1程度です。

炭水化物は3大栄養素の内、他の脂質やタンパク質に比べて
特に身体に吸収されやすく血糖値が上がりやすい栄養素です。

食事で炭水化物を摂取すると血糖値が急激に上がりますが、
血糖値を下げようとしてインスリンというホルモンが分泌
されます。

しかしこの時に炭水化物を中性脂肪へ合成させてしまう働きも
あります。血糖を中性脂肪へと合成させることによって血糖値を
下げようとするのです。

インスリンが分泌されるということは中性脂肪が出来やすい
ということになります。

そこで極力炭水化物の摂取を減らして血糖値を上げないように
すれば太りにくく、体脂肪を燃焼しやすくなります。


これが低炭水化物ダイエットの痩せるメカニズムです。


低炭水化物ダイエットの弊害

炭水化物は私たち人間にとってメインとなるエネルギー源です。
しかし極端に炭水化物を減らすことは、私たちの身体にとって
たくさんの弊害があります。

炭水化物は脳や神経系にとって唯一のエネルギー源です。
ですから極端に炭水化物を減らすと脳の働きが悪くなり、
頭の回転が悪くなったり集中力が欠けたりします。


また炭水化物の摂取量が極端に少ない副作用として、頭がボーッと
したり、イライラしたり、頭痛なども起こると言われています。

特に1年以上の長期に渡ってこのダイエット法を継続していると
腎臓に大きな負担をかけたり心疾患のリスクが高まるなど、
健康に大きな悪影響を及ぼす危険性があります。

また過度の低炭水化物ダイエットは体臭や口臭がひどくなると
言われています。

炭水化物を極端に減らすと体内にある脂肪が主なエネルギー源
として分解されます。

脂肪が分解される過程ではケトン体という物質が発生しますが
この物質の影響で体臭や口臭がひどくなると言われています。
いわゆるケトン臭というものです。

このように極端に炭水化物を減らすダイエットは、私たちの
身体に悪影響を及ぼし健康を害する恐れが高まりますので
決しておすすめ出来ません。


低炭水化物ダイエットの安全なやり方

炭水化物は私たちの身体にとって重要な栄養素です。
極端に炭水化物を制限するということは大変危険です。

そこで最近では極端な炭水化物制限ではなく、ほどほどに
炭水化物を少なくしていく方法に変わってきています。


主食であるお米やパンなどの量を少しだけ減らすなどの
工夫だけにしておきます。

あるいは炭水化物がメインである一品物、例えばチャーハンや
オムライス、パスタ、ラーメンなどを控えるというのも方法です。

ロバート・アトキンス博士が提唱した低炭水化物ダイエットとは
かけ離れたものになりますが、炭水化物を減らすことの有効性と
安全性のバランスを上手に取った方法です。

必要な炭水化物はきちんと摂取して、今までよりも少しだけ
炭水化物を減らすだけでも効果はあります。


低インスリンダイエットのようにGI値を気にしないで、単に
炭水化物を少しだけ減らすという手軽さも成功しやすい
ダイエット法と言えるでしょう。

低炭水化物と言えども極端ではなく少しだけ炭水化物を減らす
ダイエット法なら、比較的安全で確かな結果を出せるダイエット法
と言えるでしょう。


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