フィットネス ビギナーズノート

ピリオダイゼーション

ピリオダイゼーションとは

トレーニングにおいてピリオダイゼーションという考え方があります。
これはトレーニング方法をある期間に分けて変えていくというものです。

ウエイトトレーニングでは、その効果が現れるまでには個人差もあり
ますが一般的には8週間〜12週間くらいと言われています。

また効果が出始めても、ずっと同じトレーニングを続けていると
刺激に慣れてしまい、それ以上の効果は望めません。
トレーニングにはマンネリは禁物です。



マンネリに陥って効果の伸び悩みに合うと、焦ってトレーニングの
量を増やし知らず知らずのうちにオーバートレーニングになって
しまう場合も多々あります。

このようにトレーニングの停滞期を避けたり、オーバートレーニングを
防ぐために期分けをしてトレーニング方法に変化をつけることを
ピリオダイゼーションと言います。

ピリオダイゼーションは主にスポーツ競技の試合に向けての
トレーニングプログラムで、試合当日にパフォーマンスをいかに
ピークにもっていくかという目的のために取り入れられたりします。

しかしこれは競技でなく通常の筋力トレーニングなど体力増強にも
十分応用できます。

ピリオダイゼーションは期間に応じて長期計画・中期計画・
短期計画の3種類があります。


長期計画

長いスパンで見た時のトレーニング周期です。一般的には
『準備期』『試合期』『移行期』の3つに分けられます。これらの
3つを6ヶ月〜1年ほどの長期プログラムを組みます。

1.準備期
この準備期間は長期計画の中で最も長い期間となります。
基礎的な体力をつけるための筋力トレーニングを行うのと
同時にスキルを発達させるためのトレーニングを行います。


2.『試合期』
準備期での成果を安定して発揮できるようにパフォーマンスを
維持します。

この期間はトレーニングの量を減らし、疲労が少ないスキル
練習を中心に行います。


3.移行期
蓄積した疲労を回復させのとリラクゼーションを目的とした
期間です。


中期計画

筋持久力⇒筋肥大⇒最大筋力アップの順番でトレーニング
プログラムを作ります。

まずは軽い負荷・高回数で筋持久力を付けて行きます。
基礎体力が出来たら、その後中負荷中回数にて筋肥大
トレーニングを行い、最後に高負荷低回数にて筋力アップを
図ります。


短期計画

1週間あるいは1ヶ月単位でトレーニングプログラムを作ります。
分割法などを利用して短期のトレーニングメニューを作成し、
実行します。





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