ウエイトトレーニングの基本動作
ウエイトトレーニングの種目やマシンの名前には、プレスとか
プルとかレイズとかがよく付けられています。
これは、トレーニングの基本動作から付けられているものなのです。
(そういう名前が付いていない種目もありますが)
これら基本動作を考察してみます。
押す(プレス)
多関節種目(2つ以上の関節を動かす運動)で、運動に際して、
複数の筋肉を使うので、比較的重いウエイトをこなすことが
できます。
プレス系の種目は、文字通り押すという動作を行います。
・フリーウエイト
ベンチプレス・フロントプレス・バックプレスなど
・マシン
レッグプレスなど
引く(プル)
引くという動作も押すという動作と同じく複数の筋肉を同時に
使用します。
種目やマシンではプルまたはローイングという名前が付けられ
ます。
・フリーウエイト
ワンハンドダンベルローイングなど
・マシン
ラットマシンプルダウン
上げる(レイズ)
上げるという基本動作は、単関節種目(1つの関節を動かす運動)
で、ほとんど1つの筋肉しか使いません。
・フリーウエイト
フロントレイズ・サイドレイズなど
・マシン
シーテッドカーフレイズなど
巻く(カール)
巻くという基本動作もほとんど1つの筋肉しか使いません。
上半身の運動は肘の関節、下半身の運動は膝の関節を動かし
巻き上げるという動作を行います。
・フリーウエイト
バーベルカール・ダンベルカールなど
・マシン
レッグカールなど
伸ばす(エクステンション)
伸ばすという基本動作もほとんどが単関節種目で1つの筋肉
しか使いません。
・フリーウエイト
ワンハンドトライセップスエクステンション
・マシン
レッグエクステンション
このように、トレーニング種目やマシンの名前には、基本動作
を意味しているものが多いのです。
これら基本動作を理解すれば、その種目やマシンの正しい扱い方も
理解でき、上達も早くなるのではと思います。
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