ジョギング初心者の疑問解消(基本編)
ジョギングを始めようと思っていいる方、始めたばかりの方に
とっては、さまざまな疑問が沸き起こってくると思います。
ここではジョギングを行うにあたって初心者がよく疑問に思うであろう
ことをまとめてみました。
まず走るのを避けた方がいいのは、食後すぐの時間帯です。
胃に食べ物がたくさん残っていながら走ると、胃が振動した時に
吐き気などを起こしやすくなります。
また運動することによって筋肉に多量の血液を送らなければ
ならなくなるため、消化器系の臓器に血液が流れにくくなり
食べ物が消化されにくくなってしまいます。
逆に空腹時のジョギングは糖質不足により、めまいなどを
引き起こす可能性もあります。
朝食前のジョギングはエネルギーとして脂肪が一番使われやすく
体脂肪を燃焼させるのに効果的な時間帯と言われますが
危険も伴い早朝空腹時のジョギングは避けた方が良いでしょう。
ジョギングをする時間帯は食後2〜3時間経った後か、食前
でもバナナなどで軽くエネルギー補給をした後が理想でしょう。
詳しくは関連ページ
走る時間帯へ
そんなことはありません。
有酸素運動は長い時間行うことが効果的です。
短い時間ガンガン走って終わるよりも、ジョギングと
ウォーキング
を交互に行ってもいいから長い時間運動をする方がより効果的
なのです。
初心者はかえって、ウォーキングをからませてジョギングを行う
ところからスタートした方が良いでしょう。
トレーニングに慣れてきたら心肺機能も徐々に高まってきますので、
少しずつ走る時間帯を長く、歩く時間帯を短くしていけばいいと
思います。
理想は週に4回以上と言われていますが、初心者は1日おき
週3回くらいでいいかも知れません。
オーバートレーニングにはくれぐれも注意しましょう。
また逆に忙しくて週1回ぐらいしか出来ない場合も、決して効果が
ないわけではありませんので継続させましょう。
物足りない分は日常的にエレベーターを使わずに階段を歩いたり、
1駅歩いたりするなど、日常の動作をなるべく多くして、トレーニングを
意識した生活をこころがけましょう。
走っていると時々横っ腹が痛くなることがあります。
これを防止するには、走る直前に食事をしないこと、冷たい飲み物を
多量に摂取しないこと、しっかりウォーミングアップをしておくこと
などが考えられます。
それでも横っ腹が痛くなったら走るペースを落としたり、歩くことも
必要です。そのうち自然に痛みがとれてきます。
よく『おしゃべり出来る程度の速さ』という表現が使われますが、
苦しいほど速く走っても脂肪燃焼にはあまり効果はありません。
短距離走(無酸素運動)に近い走りでは糖質が主なエネルギー
として使われ、しかも乳酸を発生させて長い運動が出来なくなります。
しかし『おしゃべり出来る程度』で走れば、長時間走ることが出来
脂肪が主なエネルギーとして使われるようになってきます。
効率的に脂肪を燃やすことができる運動強度
、目標心拍数は
最大酸素摂取量の50%〜65%です。
目標心拍数=(220−年齢)X0.65 で算出できます。
関連ページ
ダイエットに効果的な走り方
20分以上運動しないと本当に脂肪は燃えないのでしょうか?
20分以内でも脂肪は燃焼されています。近年では細切れジョギング
でも効果はあるという研究結果が出ています。
但し、効率を考えるとやはり20分以上が良いと言えるでしょう。
運動開始直後にエネルギーとして使われる割合は糖質約6割
脂質約4割と言われています。このように 20分以内でも脂肪は、
割合は低いながらも燃焼されてはいます。
そして運動開始後20分後くらいで割合がほぼ半々になり
その後脂質が使われる割合の方が増えていくと言われて
います。
このことから、有酸素運動は20分以上行った方が、効率よく脂質
がエネルギーとして使われて燃焼されやすくなるということです。
■厳選 おすすめ書籍
知識ゼロからのジョギング&マラソン入門
あの高橋尚子選手を育てた小出監督の本です。
この本を読んだ時は思わず笑ってしまいました。
何故って小出監督まんまだったからです。
初心者の方は、ぜひ一度読んでみて下さい。
走ることは苦痛ではなく楽しいものなんだと感じられる本です。
内容も充実していて、わかりやすい言葉でポイントを解説
しています。
はじめにQ&Aで初心者の疑問に答えています。
これを読むと自分でも出来そう、すぐにでも走ってみたい・・・
と思うようになります。
この本は本当に走ることの楽しみが伝わってくる本です。
それでいて技術的なこともポイントをつかんで、わかりやすく
かみ砕いて説明しているところがすごいです。