ミネラルの解説
(丈夫な骨つくりのために)
カルシウムは体内に最も多く存在するミネラルです。
しかし現代の私たちの生活において不足しやすいミネラルの
1つです。
カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たします。
マグネシウムとカルシウムの相性はバッチリです。 お互いが協力し合い、筋肉や神経に作用しています。
適正な比率はマグネシウム1に対し、カルシウムが2〜3と 言われています。
カルシウムはリンを取りすぎると少なくなってしまいます。
リンはカップラーメンなどの加工食品に多く含まれているので、
加工食品、インスタント食品の摂りすぎに注意しましょう。
●不足すると
カルシウムが不足すると骨粗しょう症を引き起こす原因にも
なりかねません。
●多く含まれる食品 カルシウムは煮干し、牛乳、豆類に多く含まれいます。
カルシウムは食品によってその吸収率にかなり差があります。
牛乳はカルシウムの吸収率が比較的高いようです。
(エネルギー代謝に重要な役割を果たします)
●ストレスの多い人におすすめ
マグネシウムは人間の細胞のすべてのエネルギーの生成 に関わっている大切なミネラルです。
マグネシウムもまた現代の私たちの生活においては不足しが ちなミネラルです。
マグネシウムは酵素の働きを助け、エネルギー代謝に 重要な役割を果たします。
筋肉の活動を高めたり抑えたりする作用があります。
さらにマグネシウム脳梗塞や心筋梗塞を防ぐのに 効果があります。 カルシウムの吸収を助ける働きもあります。
またマグネシウムは、イライラ防止など精神安定にも 役立ちます。
閉経期を迎えた女性はマグネシウムが不足しがちになり 血栓が出来やすくなりますので意識的に摂取することが 大切です。
マグネシウムはアルコールを多く摂ると、尿と一緒に 排出されやすいので、お酒をよく飲む人は、マグネシウムを 積極的に摂りましょう。
●不足すると マグネシウムが不足すると精神不安定、動脈硬化などの 症状の原因となります。
●多く含まれる食品 マグネシウムは豆類、ひじき、ほうれんそうに多く 含まれています。
(酵素を全身に運ぶ働き)
●貧血ぎみの方におすすめ ●特に女性におすすめ
鉄は血液中に溶け込んで酵素を全身に運ぶ働きが あります。
また鉄は病気やストレスへの抵抗力を高めます。
貧血の改善や疲労回復に役立ちます。
鉄には吸収のよいヘム鉄と、それより吸収率が劣る 非ヘム鉄があります。 ヘム鉄は動物性タンパク質に多く含まれていて、 非ヘム鉄は野菜などに多く含まれています。
鉄は吸収率が低く、また女性は男性に比べ鉄が 不足しがちになりますので、女性は意識的に摂取する ことが大切です。
鉄の吸収率を高めるためには、ビタミンCを同時に摂ると 吸収率アップにつながります。
逆にお茶に含まれるタンニンは鉄の吸収率を下げてしまうと 言われています。
●不足すると 鉄が不足すると動悸、息切れ、集中力の低下などが 起こります。
●多く含まれる食品 鉄はレバーや貝類に多く含まれています。
●塩分の多い食事をしがちな方におすすめ
カリウムは細胞の浸透圧の維持や水分の保持などの働き があります。
またカリウムは細胞内の酵素反応を調節するという働きも あります。
カリウムを摂取することによって、塩分が中心である過剰に 摂取された余分なナトリウムを排泄する働きがあります。
またそれによって血圧を下げる働きもあります。
カリウムもまた私たちの生活において不足しがちなミネラル です。 逆にナトリウムは過剰に摂取しやすく、これが高血圧の原因 の1つにもなっています。
現代の生活ではカリウムを意識的に摂取し、ナトリウムの 摂りすぎに注意しましょう。
●不足すると カリウムが不足するとナトリウムの調節が悪くなり、体内の ナトリウム濃度が高くなって高血圧などの悪影響を招いて しまいます。
またカリウムが不足すると筋力が落ちて疲れやすくなります。
●多く含まれる食品 カリウムはバナナ、りんごなどの食品に含まれています。
(新陳代謝を促進)
亜鉛は皮膚の生成や免疫を高める効果があります。 たくさんの酵素の構成成分であり新陳代謝を促進します。 亜鉛はタンパク質の合成にかかわっていて、新しい細胞を つくる働きがあります。
また亜鉛は男性ホルモンを生成する働きがあり男性の 性機能を維持する働きがあります。
亜鉛とビタミンAは相性がよく、お互いの働きを促進する関係 にあります。
●不足すると 亜鉛が不足すると、発育の遅れ、肌荒れ、味覚障害などを 引き起こすと言われています。
●多く含まれる食品 亜鉛はレバー、うなぎなどの食品に含まれています。
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