フィットネス ビギナーズノート

シンスプリント 


ランナー膝とともにランニングを習慣にしている人が気を付け
なければならない怪我がシンスプリントです。



シンスプリントとは

シンスプリントとは長距離を走るランナーなどに起こりやすい
障害で、主にスネの下方内側に痛みを感じる障害です。

過負荷によりスネの部分が炎症を起こし、痛みが発生します。

スネの内側にある脛骨の骨膜が剥がれてしまい痛みを
発症するものです。



シンスプリントの原因

シンスプリントもまたオーバユースによって引き起こされやすい
障害の1つです。

急激に練習量が増えた人、アスファルトを走る場合が多い人、
偏平足の人などがなりやすいとも言われています。


シューズに関してはクッション性の低い上級者用のシューズで
シンスプリントを発生しやすくなるとも言われています。

また誤ったランニングフォームで長距離を走るとなりやすいと
言われています。


シンスプリントの症状

シンスプリントの症状はスネの下方内側に鈍痛が起こります。


初期は運動開始時のみ痛みが発生しますが、身体が温まって
くると痛みが無くなってきます。

しかし症状が悪化してくると段々と運動中ずっと痛みが発生
するようになり、もっとひどくなると走っていない日常動作でも
痛みが出てきてしまいます。

場合によっては腫れたり熱を持ったりしてしまうことがあります。

さらにひどくなると疲労骨折などという事態にまでなってしまう
こともあるようです。





シンスプリントの防止法

シンスプリントの基本的な防止法は無理をしないということです。

身体に痛みが出たり違和感を感じたら勇気を持ってトレーニングを
休むことです。
場合によっては長期間ランニングを休むことも必要です。

違和感を感じたらアイシングを行うことは1つの有効な方法です。
アイシングは炎症をしずめ筋肉の疲労を除去する働きがあります。
氷を入れたビニール袋を患部に15分ほどあてがい行います。

走ったあとにマッサージを行うことも有効です。マッサージしておくと
血行がよくなり疲労も溜まりにくくなります。

マッサージが面倒だったらウォーミングアップやクールダウンを
しっかり行うだけでも怪我防止につながります。

怪我をしやすいのは筋力が弱いことも原因となりますので、
体幹や下肢の筋力トレーニングを行うことも効果的です。

最近はサポートタイツもさまざまものがあり、下肢の筋肉や関節を
しっかりサポートし怪我の防止に役立ちますので、これらを利用
するのも方法の1つです。


シンスプリントを発症してしまったら

症状が軽いうちであれば、練習量を減らしたり強度を落としたり
して対処すれば症状が改善されると言われています。

但し、それでも痛みが発症する時は完全休養をとることが
大切です。

無理をして悪化させてしまったら、それだけ治りも遅くなります
ので注意が必要です。


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走る前に体幹スイッチを入れるという方法で、無駄のない怪我を
しにくい走り方・長い距離を走れる身体の使い方を伝授してくれます。


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