自律神経とダイエットの関係(交感神経と副交感神経)
私たちの身体は、無意識のうちに体温を調節したり、食べた
ものを消化を促進したりする神経機能があり、これらを
自律神経といいます。
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経は日中活発に活動し、脂肪を分解しエネルギーと
して消費させる働きがあります。
副交感神経は主に休息しているときに働き、栄養を吸収し
蓄積させる働きがあります。
ですから、日中に交感神経をいかに効率よく働かせて
脂肪を燃やすかということが大切になってきます。
しかし現代の私たちの生活はストレスや運動不足で
自律神経のバランスが乱れやすくなり、日中も交感神経の
働きが鈍く、エネルギーを消費しにくくなったりしています。
過剰なストレスは、自律神経の働きを乱して食欲中枢神経も
乱してしまいます。
それは満腹の判断も出来ずに、ついつい食べ過ぎてしまう
ことにつながります。
またストレスによって副腎皮質ホルモンが作用し、血液中の
脂肪が増加すると言われています。
交感神経と副交感神経のバランスが正しく働くためには
規則正しい生活と適度な運動が大切です。
朝は副交感神経から交感神経へスイッチする時ですから
食事を抜かずにしっかりとって交感神経を目覚めさせ
効率よく体脂肪を燃やせるように信号を送ります。
脳の働きを高める糖質を摂取することは、とても大切です。
昼間は交感神経が活発に活動している時ですから、忙しい
方もそばなどの麺類で簡単にすませずに、多少しっかり
食べても大丈夫です。
ダイエット的には、一番エネルギーを消費しやすい時間帯
である昼食に、1日のメイン食を持ってくるのがベストです。
夕食が1日のうちで一番ヘビーだと、夕食後やがて副交感
神経が活発になりはじめ、脂肪を溜め込む働きをしますので
多く食べた分、それだけ太りやすくなります。
夕食はなるべく脂っこいものや脂肪を控え、あっさりした
軽めの方が消化にもよく、ダイエット的にもいいでしょう。
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