フィットネス ビギナーズノート

体脂肪の減らし方  分解→燃焼というステップ


体脂肪を減らしたいと思っていても中々減らすことが出来ない人が
大勢います。

体脂肪のことを解っているつもりでも意外と知らないことが多い
体脂肪。ここでは体脂肪について少しだけ掘り下げてみました。



体脂肪とは

まずは体脂肪について簡単におさらいです。
体脂肪とは体内に蓄えられた脂肪の総称のことです。

皮膚のすぐ下にある皮下脂肪、内臓にとりつく内臓脂肪
血液の中にある血中脂肪があります。

多くは脂肪細胞という組織で形成されます。
脂肪細胞のほとんどが中性脂肪から出来ています。

この中性脂肪は肝臓でつくられたり、食事で摂取され
脂肪細胞に取り込まれます。

中性脂肪は、いざという時にエネルギー源となります。
運動などでエネルギー切れになると中性脂肪は分解され
エネルギーとして使用されます。

但し蓄積が多くなり過ぎると見た目にもあまり良くないし
生活習慣病にもかかりやすくなります。


体脂肪と糖質の関係

体脂肪を減らすには運動をすることと食事を見直す必要が
あります。

食事については脂質を摂取しすぎるとそのまま脂肪になって
しまうので脂質を抑えることは言うまでもありません。

しかし脂質を抑えていても糖質を摂取し過ぎていると体脂肪は
一向に減りません。

体脂肪と糖質は深い関係にあるのです。
実は中性脂肪の大半は食事から摂取した糖質から出来ている
そうです。


私たちは食事からエネルギーを摂取しますが、その約60%を
糖質が占めています。
糖質は最も優秀なエネルギー源として役立っています。

しかし私たちの身体の中で糖質を溜め込む場所は、肝臓と筋肉
の2箇所だけです。しかも溜め込む量は限られています。

そこで行き場を失った糖質は脂肪細胞へ行き中性脂肪に合成
されて溜め込まれてしまうのです。

糖質が体脂肪に変わる時にはインスリンというホルモンが多く
分泌されます。

インスリンは食事で摂取した糖質によって上昇した血糖値を
下げる働きがありますが、この時に糖質を中性脂肪へ合成
させる働きもあります。

ですので糖質を過剰に摂取しないことが体脂肪を増やさない
そして減らすことに大きな影響を及ぼすのです。

但し、極端に糖質を減らすことは私たちの身体にさまざまな
弊害を起こすのでおすすめ出来ません。





体脂肪を分解→燃焼

体脂肪を減らすには分解→燃焼というステップを踏みます。

@第1ステップ 分解
いきなり体脂肪を燃焼するわけにはいかないのでまずは分解
という作業を行います。

体脂肪を分解させるためには活動や運動などでエネルギー源
が必要なことを身体に信号を送らなければいけません。

この分解の時に作用するホルモンの1つががグルカゴンという
ホルモンです。

グルカゴンは運動などで血糖値が下がった時に分泌が促進され
脂肪細胞内の中性脂肪を脂肪酸とグリセリンというものに分解
して脂肪細胞内から外に放出させます。

体脂肪を分解させるのに有効な運動が筋力トレーニングです。
力トレーニングを行うと成長ホルモンが分泌されますが
この成長ホルモンは脂肪を分解する働きがあります。



A第2ステップ 燃焼
分解の次は燃焼です。これが完了して初めて体脂肪は減ります。

脂肪酸とグリセリンの2つに分解された中性脂肪の中で燃焼の
ターゲットになるのは脂肪酸です。

体脂肪(分解された脂肪酸)を燃焼させるのに有効な運動は
もちろん有酸素運動です。


脂肪酸を燃焼させるには酸素が必要です。有酸素運動なら
比較的長時間運動を持続出来、エネルギー源として脂肪酸を
効率的に燃焼してくれます。

以上のように筋トレ→有酸素運動の順番で運動をすると脂肪を
燃焼しやすいというのは、効率的に脂肪を分解出来る筋トレを
行ったあとに、有酸素運動で効率的に脂肪を燃やすという理由
からです。


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