水泳の基礎知識
●
浮力
文字どおり浮く力です。
水中での浮力の支点はみぞおち付近です。
私たちは何となく、「おへそが重心」という感覚になっているので
おへそからみぞおちに支点感覚を移動するのが難しいのです。
陸上と水中とでは重心の位置が微妙に違うのです。
水中でバランスが保てないと脚のほうが沈んでしまいます。
浮力を感じるには何よりリラックスすることが大切です。
水に浮く時は力を抜いてリラックスすることが大切です。
息を大きく吸っておくと肺に空気がたくさん入り込んで、より
浮きやすくなります。
●
推進力
一般的な推進力としては手のひらで水をかく、脚で水を
キックするなどの動きによって前進する「パドル効果」と
言われるものがあります。
特に手の動きが大きな推進力を得るのに重要です。
●
抵抗
泳ぐスピードが速くなるに従って抵抗も大きくなります。
スイマーにとっては、
いかに推進力を増しながら抵抗を抑えるか
ということがレベルアップを図るうえで重大な課題となります。
●
水中ウォーキング
水中を歩くことによって、普段使わない筋肉や、筋を動かし
ストレッチ効果が生まれます。
まずはゆっくり歩いて、身体を水に慣らさせます。
次第にはやく歩くことによって、水の抵抗による運動効果が
図られます。
もも上げや腰のツイストなどでストレッチ効果を高めます。
水中ウォーキングはあなどれません。
身体に無理なく健康にとてもよいのです。
●
息継ぎ
息継ぎはとても重要なポイントです。
これがうまく出来るようになると、長い距離を泳ぐことが出来ます。
呼吸の仕方は、口から吸って、鼻と口から息を吐き出すようにします。
そして、顔を水の中につけている間に、少しずつ息を吐いていきます。
肺に空気がたくさん残っていると、息を吸うタイミングに空気を
うまく吸う事ができなくなってしまうからです。
息継ぎは吸うことより吐くことの方が重要ポイントです。
●
ストリームライン
水中で最も抵抗の少ないといわれる流線型姿勢のことをいいます。
ストリームラインでは手の甲から背中、そして足の裏までが
一直線になっていることが理想です。
このフォームがしっかりかたちになってくると、水の抵抗を抑え、
楽に速く泳ぐことが出来ます。
フォームとしては、両腕を伸ばして両手を合わせます。
両脚は揃えてまっすぐ伸ばします。この時、腰が反らない様に
注意します。
■スイマーのためのお薦め雑誌
スイミングマガジン
水泳専門誌としてはかなり昔からある雑誌です。
初心者から上級者までを対象にした水泳の
技術や情報を紹介しています。
技術的な解説はピカイチなので初心者の方にも、
役立つものと思います。